こんにちは、Koheiです。
このブログでは、外壁塗装の耐用年数について解説していきます。
外壁塗装が30年もつと
営業されました。本当ですか?
✔️この記事の内容は
・外壁塗装の耐用年数について
・外壁塗装の耐用年数が過ぎた場合
・外壁塗装の耐用年数を長くする方法
外壁塗装の耐用年数について
外壁塗装の「耐用年数」とは、次に大きな修繕やメンテナンスが必要になるまでの期間やメーカーや施工者が保証できる材料の使用期限などを指します。
基本的に耐用年数が過ぎた外壁は、塗り替えや補修、外壁材の交換が必要になります。
外壁の耐用年数は、大きく2つに分けることができます。
①塗料の耐用年数
②建物の耐用年数
外壁塗装の耐用年数は一般的に10年〜20年の範囲になります。
外壁塗装の耐用年数や建物の耐用年数
について詳しくみていきましょう。
塗料の耐用年数で30年もつ塗料はある?
営業の方から「うちのオリジナル塗料を使えば
30年もちますよ」と言われました。
現在、日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研の
国内大手メーカーでも、耐用年数30年以上の塗料はありません。
塗料の耐用年数は一般的に6年〜20年の範囲になります。
「外壁塗装が30年以上持続する」と主張する訪問販売業者もいるようですが、
現在、老舗の大手メーカーでも30年を超える耐用年数を保証していません。
このような誇大広告を行う業者は信頼性に欠ける可能性が高く、十分な警戒が必要です。
塗料の耐用年数は、使う塗料やメーカーによっても違いはありますが、
大きく分けると7種類あります。
塗料 | 耐用年数 | 特徴 |
アクリル塗料 | 5〜7年 | 耐久性がもっとも低い塗料 |
ウレタン塗料 | 5〜10年 | 耐用年数のわりに値段が高い |
シリコン塗料 | 8〜15年 | 日本ではよく使用されている塗料 |
ラジカル塗料 | 8〜16年 | 紫外線や大気汚染に対して耐久性に優れた塗料 |
光触媒塗料 | 15〜20年 | 光のエネルギーを利用した塗装で耐久性に優れている |
フッ素塗料 | 12〜20年 | 色褪せや汚れに強い塗料で耐用年数も高いが値段も高い |
無機塗料 | 20〜25年 | 塗膜が硬く防火性にも優れていて耐用年数も長い |
あくまでも参考になりますが
気になる塗料があれば、業者に確認してみると良いでしょう。
メンテナンスや実績を考慮すると
私のお勧めはシリコン塗料です。
建物の耐用年数
外壁材の耐用年数は20年以上のものがほとんどです。
住宅で主に使用する外壁材は以下の5種類
①サイディング
豊富なデザイン性があり国内シェアは90%以上の外壁材
耐用年数:30年〜40年
②モルタル
おしゃれなデザインと高い耐久性
耐用年数:30年以上
③タイル
高い耐久性と耐候性に加え防火性も高い
耐用年数:30年〜50年
④ガルバリウム鋼板
再塗装などのメンテナンスが必要なく耐用年数が高い
耐用年数:20年〜25年
⑤シーリング(コーキング)
シーリングは外壁材の目地を繋ぐ大切な緩衝材&補強財
耐久年数:5年〜15年
このように外壁材のもつ耐用年数はどれも高いものばかりですが
定期的なメンテナンスを行わなければそれ以下になってしまいます。
シーリングの補修なども考慮するとやはり10年に一度は点検しておきたいですね。
国税庁によれば、建物の耐用年数は、その構造によって異なります。
国税庁発表の法定耐用年数はこちら
資料を見ると、例えば木造住宅では22年とされています。
しかし、実際に木造住宅が22年で寿命を迎えるわけではありません。
逆に、22年間全く何もしないて耐用するのか?というとそうでもありません。
この22年という基準は定期的なメンテナスを行った場合の基準です。
つまり、適切にメンテナンスして初めて、その耐用年数をフルに活用することが出来るということを念頭においておきましょう。
塗料と建物の耐用年数からも分かるように
30年間ノーメンテナンスで保つのは不可能です。
外壁塗装の耐用年数が過ぎるとどうなる?
外壁塗装の耐用年数が過ぎると以下のような深刻な症状が建物におきます。
・雨漏り
・耐震性の弱体化
・外壁材の劣化
・害虫の侵入
問題が起きる症状について
詳しくみていきましょう。
雨漏り
外壁塗装の耐用年数が過ぎることで、外壁が劣化し、シーリング材が破損したり、外壁にひび割れが生じたりすることがあります。
これらの問題は雨水が建物内部に侵入する原因となり、雨漏りを引き起こす可能性があります。
耐震性の弱体化
外壁の劣化を放置すると、内部に水分や害虫が侵入しやすくなり、建物内部の構造が腐食・劣化し、最終的には耐震性が低下します。
外壁材の劣化
塗装の剥がれにより外壁材が露出し、紫外線や薄いからの保護が失われます。
これにより外壁材は急速に劣化し、建物全体の寿命に影響を与える可能性があります。
早期のメンテナンスを心がけましょう。
害虫の侵入
外壁塗装が劣化し、ひび割れなどの隙間ができると、ゴキブリなどの害虫が侵入しやすくなります。
これは衛生面での問題だけでなく、建物へのさらなる損害を招く可能性があります。
外壁塗装は単なる美観の問題ではなく、家の構造的な安全性や長期的なコスト削減にも大きく関わっています。
そのため耐用年数が近づいたら、リフォームや再塗装を検討することが重要です。
早めの対策で、大きな問題や
高額な修繕費用の発生を防ぎましょう。
外壁塗装の耐用年数を長くする方法
外壁塗装の耐用年数を長くする方法は以下になります。
・耐用年数の長い塗料を選ぶ
・耐用年数の長いシーリングを使う
・技術力の高い業者に依頼する
耐用年数の長い塗料を選ぶ
塗料の選択は外壁塗装の耐用年数に大きく影響します。
市場には様々な種類の塗料があり、それぞれ耐候性、耐久性、色持ちなどの特性が異なります。
耐用年数が長い塗料を選ぶことで、頻繁な再塗装の必要性を減らし、長期的なコスト削減につながります。
耐用年数の長いシーリングを使用する
外壁塗装の耐用年数を伸ばすためには、シーリング材の選択も重要です。
シーリング材は外壁の隙間を埋める役割を果たし、雨漏りや空気の浸透を防ぎます。
耐用年数の長い高品質なシーリング材を使用することで、外壁の保護を強化し、塗装の耐用年数を伸ばすことができます。
技術力の高い業者に依頼する
塗料やシーリングの質に加え、施工を行う業者の技術力も非常に重要です。
経験豊富で技術力の高い業者に依頼することで、塗装の質が向上し、結果的に耐用年数を伸ばすことが可能になります。
専専門的な技術と性格な施工方法は、塗料の性能を最大限に引き出し、外壁を長期間にわたって保護します。
業者選びには、過去の施工例や評判
技術的な資格や認証を参考にするとよいでしょう。
長期的な視点で見れば、初期投資は多少高くなるかもしれませんが、繰り返しの修繕コストを大幅に削減できるため、経済的なメリットも大きいです。
技術力が高く信頼できる業者選びの方法についてはこちらを参考にしてください。
https://protect-house.net/how-to-choose
今回の記事に関する質問などは
LINEでお問い合わせください
この記事が少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント