こんにちは、Koheiです。
このブログでは、見積もりの見方と注意点について詳しく解説していきます。
塗装屋さんから見積もりをいただきました
みかたや注意点を教えてください
✔️この記事の内容は
・外壁塗装の見積もりのやり方
・外壁塗装の見積もり・注意点
・外壁塗装・見積もりの相場と業者選び
見積書をお手元にご用意して
一緒に確認していきましょう。
外壁塗装の見積もりのやり方
外壁塗装を行う上で、見積もり書は欠かせないものです。
こちらでは、実際に見積もり書の正しい見方をレクチャーしていきたいと思います。
各項目ごとに解説していきますね。
見積もりの取り方
まだ、見積り書がお手元にない方は、相見積もりを取るなどしてご用意してください。
過去に相見積もりに関する記事を書きましたのでそちらを参考に!
見積もりの正しいみかた
はじめて見積もり書を手に取った方は
塗装工事の総額費用以外の項目は、よく分からない方がほとんどです。
大切なのは細かい項目になります。
まずは表記に関する箇所を説明していきます。
①名称
名称と記載されている箇所には作業工程や作業名称が記載されます。
②仕様・規格
名称の詳細や使用する塗料の詳細などが記載されます。
③単位
面積(㎡)など計測する値や一式などの単位が記載されます。
④数量
②を③の単位でどのくらい仕様するか記載されます。
⑤単価
③あたりの価格が記載されます。
⑥金額
④×⑤の総額が記載されます。
⑦備考
施工箇所やオプション、塗料の使用缶数などが細かく記載されます。
見積もり書には良いものと悪いものがあります。
後ほど悪い見積もりについてはお知らせしますが、
上記7項目の記載は最低でもある方が安心できる見積書といえるでしょう。
もし気になる項目があれば
必ず業者に確認してみましょう
良い見積もり書の参考は下記リンクからご覧になれます。
→ https://x.gd/q3J83
見積書の各項目を理解する
次に作業内容や工程について
記載されている仕様や規格について理解を深めておきましょう。
より細かく丁寧な
見積もり書が良いです
①足場
飛散防止ネットを含む足場
②高圧バイオ洗浄
塗装前に外壁の汚れを落とします
③屋根・外壁下地補修
外壁を塗る前に下地のクラックを補修します
④養生
塗装しない開口部を汚れないようにビニールで養生します
⑤屋根塗装・下・中・上塗り
下塗りから上塗りまでの工程を細かく記載
⑥屋根縁切り処理
屋根の補修を何を用いてどう処理するか記載
⑦外壁塗装・下・中・上塗り
下塗りから上塗りまでの工程を細かく記載
⑧オプション施工
ツートン仕上げのためオプション代金明記
⑨シーリング工事
縦目地や横目地に関する補修工事
⑩付帯部工事
雨樋(あまどい)と呼ばれる水の排水パイプや屋根の軒(のき)部分の軒天塗装・ダクトなど外壁に付帯する細かい箇所も明記
⑪塗料ランクごとの見積もり
塗料のグレードを三段階で明記
仕様や規格に関しては
作業工程を記載する箇所なので鮮明にされていることが大切です。
何回塗るか?補修はどこまで?
深掘りして聞いてみましょう
良い見積もり書の参考は下記リンクからご覧になれます。
→ https://x.gd/q3J83
見積もり書は報告書とセット
見積もり書には
もうひとつ必要なものがあります。
それは、、、
写真付きの診断報告書
専門用語で分からない点を
視覚的にわかりやすくしてくれます
報告書の参考は下記リンクから
→ https://x.gd/WUQqq
専門用語で分からなかった点が
鮮明になるのが診断報告書です
見積もり書だけでなく診断報告書はありますか?
外壁塗装の見積もり・注意点
先にお伝えしたとおり、見積書には良し悪しがあります。
注意するポイントを
確認していきましょう。
見積もりに分からない言葉や表記はありませんか?
見積もり書は
塗装業者の思いがつまった提案書
ゆえに専門用語が羅列する
そんなケースもよくあります。
不明な用語や表記は
確認するようにして下さい。
トラブル防止にもなるので
必ず聞きましょう
見積もり書が何枚ありますか?
見積もり書は多ければいい
というわけではないですが、
ペライチの見積もりはダメ
ペライチの見積もりとは
薄っぺらい見積もりのこと
仕様や規格の箇所に〇〇一式だけの記載しかなく、詳細が不明で総額ばかり強調されている見積もりになります。
良い施工をする塗装業社が一番心がけていることは、
“お客様に満足してもらうこと”
当然トラブルになるような事はしたくないので、見積もりでは、より細かな詳細を伝えておきたいのが通常です。
逆に詳細のないペライチの見積もりは隠したいことがある見積もりと捉えてもよいくらい危険な見積書といます。
どんなに営業が良くても
ペライチはやめましょう。
見積もり書で必ず確認してほしいこと
見積もり書をもらったら必ず確認してほしいことを下記にまとめておきます。
✔️塗装面積(塗布面積)
家の塗装面積を確認
✔️塗装の使用缶数
メーカや下・中・上塗りにもよりますが、ひと缶の塗り面積規定は概ね50㎡〜100㎡程度です
✔️一式という表記の有無
「〇〇工事一式」という表記項目があったら「一式」には何がどれだけ含まれているか?を確認
✔️専門用語の不明点
見積もり書に分からない言葉や表記がある場合は確認しましょう
✔️単価と価格
他社の見積もりと比較して大きくズレている金額がないか確認しましょう。
相見積もりを依頼していることが前提になりますが、
上記5つの項目を他社と比較して大きいズレがあるところを確認しましょう。
次の項目では相場と
業者選びをお伝えします
外壁塗装・見積もりの相場と業者選び
外壁塗装の見積もり相場
外壁には種類があります。
・サイディング外壁
・モルタル外壁
・ALC外壁
外壁の種類はどれですか?
外壁の種類は家を建てた時や購入した時の契約書に記載があると思いますが、不明であれば業者に確認してみると良いでしょう。
参考になる価格表を
添付しておきます
塗料や地域によって価格差はあるものの大体記載した金額内で収まるかと思います。
もし、上記と比較して大きなズレがあるようであれば業者に確認してみましょう。
各種塗料代の相場
塗料の相場目安については下記をご参考にしてください
塗料 | 耐久年数 | 費用 ※一缶あたり |
アクリル塗料 | 約3〜5年 | 5,000円〜 |
ウレタン塗料 | 約5〜7年 | 5,000円〜 |
シリコン塗料 | 約7〜10年 | 15,000円〜 |
フッ素塗料 | 約15年〜 | 50,000円〜 |
無機塗料 | 約15年〜 | 50,000円〜 |
あくまでも目安となり、メーカーや製品によって違いはありますが、
塗料メーカーの実績があることを念頭に選ぶのが賢明です。
一概に高い安いではなく
塗料メーカーの実績がある塗料を選ぶのが賢明な判断になると著者は思っています。
というのも、最近では塗料メーカーでない企業が塗料事業に参加するケースも多く、
10年以上の保証を謳っている塗料なのに、実際に世間で使用された年数は10年未満なんてことがよくあります。
つまり、エビデンスがあやふやな塗料は危ないということです。
少し割高でも歴史のある塗料メーカーを使用した方が、ライフサイクルコスト(生涯外壁塗装にかかる費用)を考えた時に圧倒的に割安になるケースもあるので考慮しましょう。
相場を知っておくと
見積もりは有利になります。
見積もりの観点からみる業者選びのポイント
ここまで見積もりのやり方や注意点についてお伝えしてきました。
最後に見積もりの観点から優良業者を選択するポイントについてお伝えしておきます。
・現調が丁寧だった
見積もり前の現地調査(建物診断)が丁寧な業社
・診断報告書が丁寧
現地調査の結果を見積もり書とは別に診断報告書が写真付きでわかりやすい
・診断結果と見積もりが一致
見積もり書が診断結果に基づいて作成されている
・施工をせかしてこない
自分の要望をしっかり聞いてくれた上で提案してくれる業者
上記の項目がクリアな塗装業社を選びましょう。
優良店の前提は、”お客様ファースト”であるということです。
お客様の目線で塗装の提案がきちんと出来る業者は単に契約だけをせかす良い加減な業者とは違います。
時には要望に沿わない提案をしてきたとしても、それが自分のためになることなのであれば納得もいきます。
そのためにも自身の要望はしっかりと業者に伝えましょう。
今回の記事に関する質問などは
LINEでお問い合わせください
この記事が少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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